通路に一部段差のある北向観音の境内で、車いすに試乗する参加者ら

通路に一部段差のある北向観音の境内で、車いすに試乗する参加者ら

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別所温泉、車いすで楽しんでもらうには 観光関係者ら対策探る

信濃毎日新聞(2015年9月25日)

 地域で観光振興を担う人材を育成する「信州・観光地域づくりマネジメント塾」(県観光部、信州・県観光協会主催)の受講生6人が23日、車いす利用者の観光地散策について考えようと、上田市別所温泉で体験会を開いた。受講生を含む地元の観光関係者ら12人が参加した。

 6人は旅館業など観光業に携わっており、東信地域の振興策を思い描いている。今後、高齢化が進むとみられる観光客や車いす利用者にとって、訪問しやすい環境が整っていない現状を別所温泉の課題と考え、体験会を開いた。

 体験会で使ったのは、車いすのけん引装置「JINRIKI(じんりき)」。車いすにバーを取り付けて人力車のように引く仕組みで、後ろからも押すことで比較的軽い力で移動できる。この日は、地元観光協会の職員や旅館組合の組合員らも参加。北向観音から安楽寺までの道のりで、車いすに乗ったり引いたりした。参加者からは「手すりがあった方がいい」「歩道が狭い」といった意見が出た。

 主催者の一人で、別所温泉旅館組合企画副部長の山内寿男さん(33)は「今後、各宿での装置の導入も考えられる。高齢化する観光客のためにも、提案できることを考えていきたい」と話していた。

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