写真を撮りながら宇奈月温泉街を散策する女性たち

写真を撮りながら宇奈月温泉街を散策する女性たち

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女子目線で温泉街の魅力探し 宇奈月・12人巡って撮って提言

北日本新聞(2015年9月27日)

 県内の若い女性の視点で黒部市宇奈月温泉の魅力を発掘する「宇奈月温泉女子化プロジェクト」が26日行われ、20~30代の女性12人が気になるスポットをスマートフォンなどで撮影しながら温泉街を巡り意見交換した。来春まで計5回開き、旅館や土産物店の若手経営者が提言を反映させて活性化へのアクションプラン(行動計画)を作る。

 女子化プロジェクトは地元の若手経営者でつくる宇奈月温泉100年会(中島昭彦代表幹事)が企画した。宿泊客や観光客の増加を目指す上で課題となっている若い女性に実際に来てもらい、率直な意見を聞こうと参加者を募集した。約20人の応募があり、この日は富山市、射水市などから大学生やOLが参加した。

 4人ずつのグループで巡り、面白いと感じたり、興味を引かれたりした所で自分たちを入れた写真を15枚以上撮ることが条件。参加者は店先の看板や豆腐店の人気プリンなどを撮りながら歩き、電気バス乗車や足湯も楽しんだ。意見交換会で写真を披露し合い、なぜ撮ろうと思ったのかを説明した。

 初めて宇奈月温泉を訪れた富山市の大学生、河合瑞季さん(20)は「遠い所というイメージだったが、実際に来てみるとかわいい小物を扱う店もあり若者でも楽しめる」と話した。

 今後は旅館の施設見学やスキー体験も企画する。

 中島代表幹事は「まずどんな場所なのかを知ってもらい、問題点も教えてほしい。女性の口コミパワーに期待し、将来のファン獲得につなげたい」と話している。

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