写真やゆかりの品々を並べた「OZAWAROOM30」のオープニングセレモニーであいさつする小澤さん(左)=28日午後4時12分、山ノ内町

写真やゆかりの品々を並べた「OZAWAROOM30」のオープニングセレモニーであいさつする小澤さん(左)=28日午後4時12分、山ノ内町

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世界のオザワ、信州の誇り 展示室開設の山ノ内中訪問

信濃毎日新聞(2015年9月29日)

 指揮者の小澤征爾さん(80)が下高井郡山ノ内町山ノ内中学校で毎夏に開いているコンサートが今年で30回となったのを記念し、同校で28日、小澤さんゆかりの品々を並べた展示室「OZAWAROOM30(オザワルームサーティー)」がオープンした。同校を訪れた小澤さんは、全校生徒約300人が感謝の思いを込めた合唱を披露すると、目に涙を浮かべた。

 展示室は7月のコンサートに合わせてオープン予定だったが、小澤さんが体調を崩したため延期していた。この日の式典では、生徒が7月のコンサートでも歌った「父の故郷」を体育館で披露した。

 歌声を聞いた小澤さんは、都内の地下鉄で偶然出会った同校卒業生が声を掛けてくれた逸話を紹介。「音楽やってると、そういうことがうれしい」と言葉を詰まらせ、涙を手で拭って「皆さんどうもありがとう」と述べた。

 その後移動した展示室で、小澤さんは生徒らとテープカット。生徒が書いた小澤さんの年表や、同校での写真など120点以上の展示品を見て回った。小澤さんは取材に、同校での交流について「僕にとっての宝。音楽家になれた喜びが味わえる」と話した。

 これに先立ち、小澤さんは県庁で開いた県民栄誉賞の授与式に出席し、阿部守一知事から表彰状と記念の盾を受け取った。県民栄誉賞は小澤さんが第1号。小澤さんは「本当に名誉だし、(松本市で音楽祭を20年以上続けてきた)サイトウ・キネン・オーケストラの仲間と一緒に頂いたと思っています」と述べた。

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