雲海に浮かぶ越前大野城=28日午前6時20分ごろ、福井県大野市犬山(武安重美さん撮影)

雲海に浮かぶ越前大野城=28日午前6時20分ごろ、福井県大野市犬山(武安重美さん撮影)

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天空の大野城、出現シーズンに 越前市の男性が姿捉える

福井新聞(2015年9月29日)

 福井県大野市中心部の亀山(標高249メートル)山頂にある越前大野城の周りに28日朝、雲海が立ちこめ、幻想的な「天空の城」が現れた。年に10回程度しか見られないという光景を、越前市の写真愛好家の武安重美さん(63)がカメラで捉えた。全国的に話題となっている天空の城の出現シーズンを迎えた。

 武安さんは、城から約1キロ離れた同市犬山の戌山城址(いぬやまじょうし)近くのスポットで撮影。午前6時すぎから約1時間、亀山周辺を雲が覆う様子が見られたという。撮影地には6人が訪れていて、武安さんは「最高だった。仙台から来たという女子学生も感激していた」と喜んでいた。

 福井地方気象台によると、大野市の同日午前6時の気温は15・3度。秋晴れで気温が上がった前日からの寒暖差で雲海が出たとみられる。

 市によると、出現時期は10月から4月末ごろで、11月が最も多い。大野城の公式ホームページで、出現条件などを紹介している。

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