オフィスのウインドーに展示された作品を日比野克彦さんらが見て回った公開審査=26日、新潟市中央区

オフィスのウインドーに展示された作品を日比野克彦さんらが見て回った公開審査=26日、新潟市中央区

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港町の風景多彩に表現 オフィス・アート展 中央区

新潟日報(2015年9月29日)


 金融機関や商業ビルのショーウインドーに美術作品を飾る「NIIGATAオフィス・アートストリート」が、新潟市中央区の新潟駅前の東大通りから柾谷小路にかけての約2キロで始まった。初日の26日にはアーティストの日比野克彦さんら4人の審査員が公開審査を行った。

 市や新潟商工会議所などでつくる実行委員会が主催し、6回目。ことしは新潟市が東アジア文化都市に選定されていることから、「みなとまち新潟~東アジアとつながるまち~」をテーマに作品を募集した。市内外の91の個人とグループから計102点の応募があった。そのうち1次審査で選ばれた25作品と、昨年の最優秀賞の受賞作品なども展示されている。

 公開審査では、港町新潟の川や海を表現したオブジェや東アジアとの友好をイメージした作品などを、審査員が作家から直接説明を聞きながら見て回った。

 最優秀賞には、日中韓の凧揚げの様子を三つの六角凧に描き、全体で亀を表現した新潟市西区の無職田沢則夫さん(65)の作品が選ばれた。講評会で日比野さんは「最優秀賞の作品にはしっかりとしたテーマ性があった」と評価。全体を通し、「見る側の立場を常に頭に置いて作ってほしい」と話した。

 作品展示は10月25日まで。

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