福井県内の丼を楽しんでもらう「福丼博」が１日、福井県内の２７３店舗で始まる。各店をパビリオンに見立てた「丼の博覧会」で、１２月１３日までの２カ月余りにわたり、店先に特製のぼりを立てるほか、各店の丼を紹介するガイドブックを無料配布する。期間最終の２日間は、敦賀市で丼イベント「福丼カップ」を開催する。

　県商工会議所連合会が福丼県プロジェクト実行委員会の協力を得て企画。丼で本県を盛り上げる同プロジェクトの一環で、福井市で今春に開かれた丼イベント「ワール丼カップ」に続く大型企画となる。

　ガイドブックはＡ４判、９２ページ。２７３店舗と各店の丼を、海鮮丼、カツ丼、バラエティー丼など７分野に分け紹介している。巻頭には、福井の素材を紹介するルポ企画が掲載されている。５万部作製し、福井県内の各商工会議所、商工会、ファミリーマート、サークルＫサンクス、道の駅などで無料配布する。

　１２月１２、１３日には敦賀市で「福丼カップ」を開催。４５店舗が参加予定で、各ブースを設け多彩な丼を販売する。

　イベントに合わせ、各店舗の従業員らに接客マナーを指導するセミナーを、１０月５日の福井商工会議所ビル会場を皮切りに県内５カ所で開く。福井商工会議所は「おいしい丼はもちろん、県外の人たちに福井の良さを知ってもらうため、ぜひ接客マナーを学んでもらいたい」としている。