佐久穂と小海の両町境にある白駒池(標高2115メートル)で木々の紅葉が最盛期を迎えている。赤や黄に色づいた広葉樹を、針葉樹の緑色が引き立てて鮮やか。青空が広がった30日は、県内外から観光客が訪れ、池周辺を散策し、写真を撮るなどしていた。
池のほとりにある山小屋「青苔(せいたい)荘」を経営する山浦清さん(61)によると、今年は例年より早く9月中旬から色づき始めた。山浦さんは「順調に温度も下がって、いい色になってきている。天候にもよるがしばらくは紅葉が楽しめそうだ」と話している。
横浜市の渡辺範文さん(67)、真知子さん(63)夫妻は、インターネットで白駒池の紅葉を知り、この日初めて訪れた。真知子さんは「紅葉がちょうどきれいで、来てよかった。国道299号から気軽に立ち寄れるので、孫を連れてまた来たい」と満足そうだった。