水揚げしたワタリガニを見る東海会長(右)ら協議会のメンバー。三浦事務局長(左)が持つタグ付きのカニは700グラムを超える=新湊漁港

水揚げしたワタリガニを見る東海会長(右)ら協議会のメンバー。三浦事務局長(左)が持つタグ付きのカニは700グラムを超える=新湊漁港

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「越のわたり蟹」15日初出荷 射水市漁業協

北日本新聞(2015年10月1日)

 射水市新湊地域の漁師たちでつくる射水市漁業協議会は15日、ブランド化を進めている地元産ワタリガニ「越(こし)のわたり蟹(がに)」を初出荷する。400グラム以上で身の詰まったカニにタグを付け、高級化を図る。協議会の東海勝久会長は「関西で需要の高いワタリガニの新たな産地になるよう頑張る」と意気込んでいる。

 「越のわたり蟹」を捕るのは、協議会に所属する刺し網漁船の船主8人。9月末にブランド化するカニの規格や初出荷の日時を決め、PR用の旗も作ることにした。

 高品質のカニには、表面に「富山県・新湊港 越のわたり蟹」、裏面に8人の船名を記したタグを付ける。新湊漁港で午後1時から行われている昼競りに出荷する。

 新湊漁協もズワイ、ベニズワイに続く「第3のカニ」としてPRに協力していく。

 現在、新湊では規格に合う400グラム以上のワタリガニが数多く捕れている。700グラムを超える「関西では超高級品」(東海会長)は昨年よりやや不漁だが、一定の水揚げがある。協議会の三浦春樹事務局長は「良質のカニを水揚げし、港を活気づけたい」と話している。

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