富山市のダンサー、ぶらっくすわんさん（１９）らでつくる実行委員会は９日から毎週１回、動画サイト「ニコニコ生放送」で、富山のニュースや話題を若者目線で伝える１時間番組「とやまｄｅしゃべってみた放送局」を放送する。３０日は富山市総曲輪通り商店街で、番組を紹介するプレ放送を行った。

　ぶらっくすわんさんは昨年、北陸新幹線開業に向け、県内の観光地でダンス動画を制作する企画「とやまｄｅ踊ってみた」を、青少年育成県民会議の助成を受けて実施。動画サイト「ユーチューブ」に投稿したところ全国で話題となり、県の周知につながった。今回は第２弾。「前回の企画を通して発見した富山の魅力を、同じ世代の人に伝え、共感してもらいたい」とインターネット番組を制作することにした。同じく同会議の助成を受けた。

　この日は３０分のプレ放送とし、県内グルメを紹介する「ティータイム」や、１週間の北日本新聞から気になった記事について話す「まわし読み新聞」などのコーナーを紹介し、４６５人が視聴した。ぶらっくすわんさんは「番組中にコメントをたくさんもらい、励みになった。今後は県内で活躍している人をゲストに迎え、みんなで番組を盛り上げたい」と意気込んでいた。

　番組は２０１６年３月３１日まで、毎週木曜または金曜の午後６時半～７時半の１時間の予定。県内各地から放送する。北日本新聞社後援。