池端さん(右)の話を聞き、作品を鑑賞する来場者=南砺市相倉

池端さん(右)の話を聞き、作品を鑑賞する来場者=南砺市相倉

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合掌造りで芸術鑑賞を 南砺市相倉で美術展開幕

北日本新聞(2015年10月3日)

 南砺市の相倉合掌造り集落(平)で2日、世界文化遺産登録20周年を記念した「相倉合掌の里美術展」が始まった。空き家の合掌造り家屋・旧高桑家に多彩なジャンルで活躍する県内作家6人が平面、立体織り交ぜて計約40点を飾った。来場者は伝統家屋の様式美に作品を融合させた心やすらぐ芸術空間を楽しんでいる。12日まで。

 集落在住の写真家、池端滋さん、集落出身の彫刻家、東山秀誠さん(砺波)、洋画家の林清納さん(同)、日本画家の広田郁世さん(射水)、彫刻家の富山省三さん(魚津)、ガラス作家の野田雄一さん(富山)が出品した。

 池端さんは20~40年前に撮影した集落住民のモノクロ肖像写真などを出品。野田さんのガラス造形作品が放つ光に照らされた写真の中の表情からは厳しい山里の生活を支えてきた誇りが感じられる。

 富山さんは2階へ通じるはしごに彩色した木の枝の造形作品を組み合わせるインスタレーション(空間芸術)に挑んだ。林さんは独特の色彩感覚で集落の四季を表現した。

 富山市から訪れた吉平純子さんは「建物自体がアートだし、マッチする作品がまた素晴らしい。美術館とは違う印象で芸術鑑賞を楽しめる」と話した。

 別の空き家・旧水口家で五箇山の研究成果や古い資料写真などを並べた「もう一つの五箇山展」も併催している。

 出展作家でつくる実行委員会、同集落保存財団主催、北日本新聞社など共催。

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