御朱印を書いて参拝者に手渡す各地の住職ら。ご当地の寺院を紹介しながら談笑する姿も

御朱印を書いて参拝者に手渡す各地の住職ら。ご当地の寺院を紹介しながら談笑する姿も

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善光寺ゆかりの10寺院 参拝者らと御朱印交流

信濃毎日新聞(2015年10月3日)

 善光寺ゆかりの寺社が長野市に集まる第12回善光寺サミットで2日、各地の寺院の住職が御朱印を書くなどして参拝者らと交わる「全国善光寺めぐり」が開かれた。今回は10カ寺が参加。参拝者らは住職らとの会話も楽しみながら、会場に並んだ一寺一寺のミニ巡礼を楽しんだ。

 善光寺信仰の広がりを体感してもらう機会にと、隔年のサミットに合わせて2011年に始まり3回目。21カ寺による本堂での記念法要の後、甲府市の甲斐善光寺、岐阜市の岐阜善光寺など10寺院の住職らが、六地蔵前広場の会場で参拝者を迎えた。

 10カ所全てを回る参拝者が多く、住職らが流れるような筆で御朱印を書く合間、寺の所在地や行事についてやりとりする姿も。都内の会社員、松下隆史さん(43)は「本来、御朱印は現地に行かないともらえないので面白い企画。これを縁にどこかのお寺に行ってみようかな」。

 兵庫県相生市の相生善光寺(真言宗)は厄よけの火渡り行事をパネルで紹介。住職の大道厳猛(だいどうげんみょう)さん(60)は「宗派も行事もさまざま。善光寺信仰の幅の広さを感じてもらえたのでは」と話していた。

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