上伊那郡南箕輪村の大芝高原で３日、イルミネーションフェスティバルが始まった。村から元気と魅力を発信し、癒やしの空間を提供したいと村内有志の実行委員会が主催し、１０回目。企業や個人が発光ダイオード（ＬＥＤ）でさまざまに制作した約３５０基が幻想的に夜を彩り、初日から家族連れやカップルなどでにぎわった。

　映画「となりのトトロ」の「猫バス」やアニメキャラクターなどが並び、子どもらは大はしゃぎで近寄った。猫バスや海賊船は乗ることができる。明かりが天井いっぱいに広がる光のトンネルもある。

　同郡箕輪町箕輪中部小学校４年の松本七海（ななみ）さん（９）と弟で１年の啓汰君（７）は、海賊船に乗って記念写真に納まり「うれしい」と笑顔。実行委員長の吉田卓美さん（６７）＝南箕輪村北殿＝は「大芝高原で思い出をつくり、また村を訪れてくれればいい」と話していた。

　２４日までの午後６〜１０時。入場無料。週末や祝日はコンサート、書道パフォーマンスなどの催しがある。問い合わせは村商工会（電話０２６５・７２・６２６５）へ。