くす玉を割って創立10周年を祝った記念式典

くす玉を割って創立10周年を祝った記念式典

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走り続ける別所線、上田で節目祝う式典

信濃毎日新聞(2015年10月4日)

 上田電鉄(上田市)は創立10周年を迎えた3日、別所線の別所温泉駅(同)で記念式典を開いた。今成孝雄社長や母袋創一市長ら関係者が出席。今成社長は、来年1月放送開始のNHK大河ドラマ「真田丸」の効果で地域への観光客増加が予想されることに触れ「大きなチャンス。乗ってみたいと言われる鉄道運営を目指す」と抱負を語った。会場には、多くの人に支えられて存続してきた別所線の節目を祝おうと、鉄道愛好家らも訪れた。

 式典には、創立から今春まで社長を務めた角田朗一(あきかず)・東急バス(東京)顧問も出席。あいさつで、路線の存続問題も浮上した別所線について、就任時は「経営努力をしているのか、といった厳しい指摘もあった」と振り返り、「あって良かったと市民に思われるよう、心新たに努力してほしい」と期待を寄せた。

 式典を見守った埼玉県加須市の会社員秋谷知寛さん(35)は、首都圏で走っていた車両が別所線で歩む「第二の人生」を見たい―と、昨年から別所線に乗ったり、写真を撮ったりしてきたという。式典の様子を写真に収めながら「無事10周年を迎えられて本当に良かった」と喜んでいた。

 上田電鉄は、別所線を運行する会社として2005年10月3日に上田交通(上田市)から分社化して創立した。

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