戦時下の生活を振り返る企画展「むかしのくらし展　子どもたちがみた戦争とくらし」が市歴史博物館（みなとぴあ）で開かれている。戦時中に刊行された小学校の教科書や紙芝居など５５点を展示。戦渦が激しくなるとともに変化した市民の暮らしぶりを見ることができる。

　同館では毎年「むかしのくらし展」を企画しており、戦後７０年のことしは戦争をテーマにした。

　戦意高揚を目的につくられたアニメ「桃太郎の海鷲」や紙芝居「少国民進軍歌」、空からの攻撃に対し身を守るとされる配色を示した「図画」の教科書が並ぶ。木村一貫学芸員は「目で見て分かりやすい資料を展示した。じっくり見てもらいたい」と話した。

　１２月６日まで。無料。原則月曜休み。