全国の屋台グルメが集うイベント「全国屋台村ご当地グルメの祭典」が10、11の両日、福井県あわら市のあわら温泉屋台村「湯けむり横丁」隣の広場で初めて開かれる。北海道や青森県などの人気店6店舗が出店し、各地のローカルフードを提供する。
屋台村は、市街地の活性化や飲食店経営者の育成などを目的に小規模の常設店舗を集めた施設、または飲食店街。2001年に北海道帯広市にできた「北の屋台」をモデルに、現在は東北地方を中心に12道県19カ所の屋台村がある。
同イベントは、全国の屋台村でつくる「全国屋台村連絡協議会」が屋台村の周知や連携強化などを目的に10年以上前から、各地の屋台村持ち回りで毎年開いている。あわら市での開催は初めて。
両日とも北海道と青森、秋田、福島、栃木の各県から6店舗が出店。イカめしやせんべい汁、きりたんぽなどのご当地グルメを販売する。
午後5時(11日は同4時)から同11時。広場に設けた大型テント内に店舗と約100席を並べる。湯けむり横丁運営責任者の藤田忠さん(46)は「各地のグルメを通して、屋台村文化を感じてほしい」と話していた。問い合わせはあわら市観光案内所=電話0776(77)1877。
■湯けむり横丁 えちぜん鉄道あわら湯のまち駅前広場隣にある屋台村。あわら市のまちづくり団体「あわら湯けむり創生塾」が2007年にオープンさせた。各店舗はコンテナを改造したカウンター9席。現在は麺類や串揚げ、フレンチなど10店が入居している。市観光協会によると来場者数は右肩上がりで、昨年1年間の客数は前年比1万24人増の4万8493人。