燕市分水良寛史料館、良寛の里美術館、良寛記念館

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出雲崎、燕、長岡の良寛3施設 入館料相互割引を開始

新潟日報(2015年10月9日)

 出雲崎町に生まれ、燕市で書家として花開き、長岡市で亡くなった江戸時代後期の禅僧・良寛(1758~1831年)の作品などを展示する3市町の3施設が1日から、入館料の相互割引制度を始めた。良寛ファンの高齢化などで入館者数が伸び悩む中、あらためて魅力を知ってもらい、集客を増やす起爆剤とする狙い。

 3施設は燕市の「分水良寛史料館」、長岡市の「良寛の里美術館」、出雲崎町の「良寛記念館」で、十数キロずつ離れている。
 3年前から3館長が集まって会議を開き、ホームページで互いを紹介するなど連携を強化している。

 割引制度は、入館者が観光バスの団体客からマイカーの個人客にシフトしたこともあり「せっかくなら3館を見て回ってほしい」と7月から試行的に運用。いずれかの施設の入場券(半券)を別の施設で提示すると入館料が100円引きになる仕組みで、今月から本格スタートした。各館の入館料は大人で300~500円。

 現在、史料館は地域の家々に残る貴重な作品を展示する「良寛墨宝展」(11月8日まで、原則月曜休館)、美術館は良寛と三条市出身の僧・有願(うがん)との交流を紹介する「良寛と有願の傑作選」(同3日まで)、記念館は肖像画などを交えて良寛の生涯に迫る「良寛の実像展」(12月28日まで、11月から水曜休館)をそれぞれ行っている。

 史料館の西海土寿郎館長は「県内でも『良寛は有名だけどよく知らない』という人は多い。入館料の相互割引を利用してもらい、3館や近隣の史跡を訪ねるきっかけにしてほしい」と話している。

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