山門2階の天井画を見学する参加者=井波別院瑞泉寺

山門2階の天井画を見学する参加者=井波別院瑞泉寺

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井波の美の歴史を多彩に堪能

北日本新聞(2015年10月11日)

 南砺市井波地域中心部の民家や商店などに美術作品を展示する「まちなみアートinいなみ2015」の中心会期が10日始まった。「井波別院瑞泉寺探訪と特別拝観」や「井波の近代建築めぐり」など多彩なイベントを通し、まちなみが一体となった井波の美術文化の歴史と奥深さをアピールした。中心会期は12日、まちなみアートは18日まで。

 瑞泉寺探訪は観光ガイド井波の風のメンバーの案内で、参加者が太子堂や高岡門のほか、普段は公開していない山門の2階や式台、お上廊下などを回った。山門の2階では、1810年に描かれた天女や雅楽器の天井画、江戸後期の作とされる釈迦(しゃか)如来、弥勒菩薩(みろくぼさつ)、阿難(あなん)尊者の三尊像などを見学した。

 妻、長男と参加した砺波市苗加の会社員、水木淳郎さん(60)は「200年以上たってこれだけ立派に残っているのはすごい」と話していた。

 近代建築めぐりでは、江戸末期に建てられた伝統的町家で国登録有形文化財の齋賀家住宅や、ヨーロッパ中世のチューダー様式を取り入れた東洋紡富山事業所井波工場の事務所などを回った。

 瑞泉寺探訪は12日まで、近代建築めぐりは11日まで。瑞泉会館では11、12日に行われる洛中洛外図屏風(びょうぶ)特別展示と骨董蔵出し市に向け、地元の古美術店主らが準備を進めた。瑞泉寺や周辺寺社の彫刻を巡る「欄間ウオーク」が12日まで、特色のある即席麺を集めた「全国袋ラーメン博」は11日まで行われる。

 まちなみアートは市観光協会井波支部や井波美術協会、井波彫刻協同組合などでつくる実行委(蓮沼晃一委員長)主催。北日本新聞社共催。

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