「毛矢の繰舟」の夜間航行を楽しむ人たち=11日、福井市の九十九橋上流

「毛矢の繰舟」の夜間航行を楽しむ人たち=11日、福井市の九十九橋上流

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江戸期の「繰舟」を夜間に再現 綱を船頭が手繰り寄せ

福井新聞(2015年10月12日)

 江戸時代に足羽川で行われていた「毛矢の繰舟」の夜間乗船体験が11日、福井市の九十九橋近くで行われた。静かに川を渡る舟が照明で浮かび上がり、幽玄な世界をつくりだしていた。

 繰舟は川に張った綱を船頭が手繰り寄せて進める。現在の幸橋近くで、左岸側の毛矢町と右岸側の城下間を移動し、武士や医者が利用していたという。県が再現し、8月から日曜祝日を中心に乗船体験を行っている。夜間航行は、10日にオープンした福井市グリフィス記念館と、足羽山の愛宕坂のライトアップに合わせて初めて企画した。

 LED照明20個が浮かぶ川面を、繰舟が5分ほどかけて往復した。参加者は幻想的な雰囲気を楽しみながら、当時の様子に思いをはせていた。同市の道坂美加さん(30)は「水が澄み、川底が見えてとてもきれい。風情がありました」と話していた。

 夜間乗船体験は12日も行う。時間は午後6時から午後9時。日中も午前10時から午後4時まで通常運航する。増水時や雨の場合は中止する。

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