北安曇郡池田町の大峰高原にある「七色大カエデ」の葉が赤やオレンジ、黄色に染まり、観光客が観賞に訪れている。朝晩の冷え込みが厳しくなった9月下旬に色づき始め、例年より1週間ほど早い今月中旬に見頃を迎えた。14日もカメラを手にした人が次々と訪れ、幹の回りを歩きながら色の違いを楽しんでいた。
紅葉の季節に七色に染まったように見えることからこの名前で親しまれている。樹齢250年以上とされ、高さ13メートル、幹回り3・25メートル。日当たりの良い東側は全体に赤やオレンジに色づいており、西側はまだ緑のままだ。町観光協会によると、さまざまな色が楽しめる今週末ごろまでが見頃という。
名古屋市から夫婦で訪れた会社役員の吉田隆雄さん(69)は「昨年は見頃を逃してしまったので、今年はタイミングを計って来た。いろいろな色が交じって見えて、本当に感激もの」と話していた。