県水産試験場が量産技術を確立した「信州大王イワナ」=16日、長野市の県庁

県水産試験場が量産技術を確立した「信州大王イワナ」=16日、長野市の県庁

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威風堂々「信州大王イワナ」 県産ブランド、玉村豊男さん命名

信濃毎日新聞(2015年10月17日)

 県は16日、県水産試験場(安曇野市)が開発し、従来の2倍近くに育つイワナを「信州大王イワナ」と名付けたと発表した。県の「おいしい信州ふーど(風土)」大使を務めるエッセイストの玉村豊男さんが命名。普及に協力する県調理師会の湯本忠仁会長は「このイワナは『川魚は臭い』というイメージをひっくり返す。癖がなく、万人に向く」と話している。

 県によると、信州大王イワナは染色体を増やして生殖能力をなくしたため、産卵期もやせ細らずに育ち、年間を通じて肉質も良いのが特長。従来のイワナがふ化から3年後で体重600グラムなのに対して1・1キロに育ち、脂の乗りが良くてうまみもあるという。

 昨年から養殖業者に稚魚を出荷しており、来秋に食用魚6トン程度の初出荷が見込めるという。県調理師会の協力で県内の旅館、ホテルなどで提供してもらうほか、11月をめどに養殖業者らによる「信州大王イワナ振興協議会(仮称)」もつくる方針。県は商標登録を済ませており、ブランド化を進める。

 玉村さんは、威風堂々たるたたずまいや、和食にも洋食にも合う懐の深さが『大王』の名にふさわしい―との理由で命名したという。

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