長野県小諸市の懐古園で17日、「紅葉(もみじ)まつり」が始まった。市懐古園事務所によると、今年は例年よりも1週間ほど早い今月10日ごろに紅葉が始まった。現在は桜やケヤキが紅葉しており、今月下旬からはモミジが見頃を迎えるという。
園内では、訪れた人たちが散策しながら色づき始めた木々の写真を撮るなど楽しんでいた。神奈川県大和市から夫婦で来園した菅原克夫さん(62)は「城跡に紅葉が映えて美しい」と笑顔だった。
東信地方の菊栽培愛好家でつくる「東信秋香会」の菊花展も11月4日まで開催。50回目で、江戸時代の名力士雷電(らいでん)為右衛門(ためえもん)(現在の東御市出身)の菊人形など約650点を展示している。会長の清水篤男さん(85)=小諸市八満=は「今は大菊が見頃で、小菊はこれから」と話す。
紅葉まつりは11月22日まで。入園のための散策券は高校生以上300円、小中学生100円。開園時間は午前8時半〜午後5時。問い合わせは市懐古園事務所(電話0267・22・0296)へ。