蓮如上人絵伝の絵解きを実演する真教寺の馬川住職

蓮如上人絵伝の絵解きを実演する真教寺の馬川住職

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「絵解き」の文化再発見 城端でフォーラム

北日本新聞(2015年10月18日)

 城端絵解(と)きフォーラム「日本の絵解き文化と南砺の絵解き」が17日、南砺市城端伝統芸能会館じょうはな座で開かれた。来場者は絵解き伝承者の実演を通して、古くは日本で広く行われ、南砺で今も息づく語りの文化「絵解き」の価値を見つめ直した。

 寺院などで仏画や巻物を掲げ、描かれた内容を語る絵解きは、特に浄土真宗の教えを広める手段として大きな役割を担ってきた。真宗王国・南砺では、井波別院瑞泉寺と城端別院善徳寺で聖徳太子や蓮如上人の生涯を描いた絵伝の軸を掲げた絵解きが、法会の際に今も続けられている。

 フォーラムは毎年7月の善徳寺虫干法会で、研究を兼ねて学生による聖徳太子絵伝の絵解きを行っている名古屋大大学院人類文化テクスト学研究センターが主催した。

 瑞泉寺の聖徳太子絵伝絵解き説法を伝承する竹部俊惠妙蓮寺住職(井波)、善徳寺で蓮如上人絵伝の絵解きを担う馬川透流真教寺住職(福光)が実演。絵の中にあるストーリーを語りで立体的に再現した。近年、善光寺(長野)の絵解きを再興させた小林一郎長野郷土史研究会長、ハイテクを駆使した新しい絵解きを試みる三河すーぱー絵解き座(愛知)の左右田智世副座長らも出演した。

 同研究センターの阿部泰郎教授が「各地で再興し始めている絵解き文化を結び、次代へつなげるため、長く伝えてきた南砺の地をよりどころとしていきたい」とあいさつした。善徳寺、真宗大谷派高岡教務所、北日本新聞社共催。

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