車内アナウンスの英語の録音作業をする国際交流員のン・ウィーテンさん=15日、佐渡市河原田諏訪町

車内アナウンスの英語の録音作業をする国際交流員のン・ウィーテンさん=15日、佐渡市河原田諏訪町

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観光名所巡る路線バス 本線・南線 英語音声を11月導入 佐渡

新潟日報(2015年10月19日)

 外国人観光客の路線バスの利用促進を目指し、島内の主要路線である本線、南線の車内アナウンスに、11月から英語が導入される。試験的に昨年から実施していた小木線を含め、計3路線に拡充されることになる。15日には、市の国際交流員による録音作業が行われた。

 市や新潟交通佐渡などでつくる市地域公共交通活性化協議会が、外国人観光客の誘客を図る取り組みの一環。このほか、バス案内看板の英語表記化や英語、中国語のバスマップ作成なども進めてきた。

 島内の路線バスは15路線。英語音声は、昨夏、小木地区をメーン会場に開催されるアース・セレブレーションに合わせて、初めて小木線に導入した。今回取り入れられる本線や南線には、世界遺産登録目指す佐渡金銀山や、トキの森公園など観光名所が含まれており、ほかの路線に比べ観光客の利用が多い。今後、ほかの路線でも、観光客のニーズを踏まえながら導入を検討していく。

 新潟交通佐渡で行われた録音作業では、シンガポール出身の市の国際交流員のン・ウィーテンさん(24)が緊張した面持ちでマイクに向かった。バス亭の名前のほか、佐渡金銀山などの観光名所では簡単な説明も加えた。

 ウィーテンさんは「慣れない外国では、英語を聞くだけで安心する。発音に気を付けた」と語った。

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