敦賀赤レンガ倉庫をイメージした記念弁当=福井県敦賀市鉄輪町1丁目のオルパーク内塩荘売店

敦賀赤レンガ倉庫をイメージした記念弁当=福井県敦賀市鉄輪町1丁目のオルパーク内塩荘売店

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駅弁、菓子 赤レンガ風に  福井・敦賀「倉庫」オープン

福井新聞(2015年10月20日)

 福井県敦賀市金ケ崎町に新たな観光誘客施設「敦賀赤レンガ倉庫」が今月開館したことを記念し、敦賀市内の3業者が駅弁や土産の菓子を商品化した。レトロなレンガを見た目で表現するだけでなく、原料やパッケージにも工夫しており「赤レンガ倉庫をきっかけに敦賀を知ってもらえたら」と期待している。

 3社は、駅弁など製造販売の塩荘、和洋菓子店の銘菓処笑福堂、民宿の長兵衛。いずれも、敦賀をPRする商品開発に市が経費助成する「新商品チャレンジ事業」を活用し、8月から本格的に開発に当たった。同事業で開発された商品はこれで18品となった。

 塩荘の記念弁当は、オレンジ色のあぶりサーモンにレンガ模様の焼き目を付け、酢飯を包んだ。付け合わせには地元で水揚げされた甘エビの空揚げや、海産物を運んだ北前船を連想させる昆布巻きなど、敦賀や嶺南の食文化を象徴する品々を盛り込んだ。税込み1080円。

 笑福堂は、県産いちごのピンク色がレンガのような一口サイズのチョコレートケーキを開発。敦賀城主大谷吉継のお茶をめぐるエピソードにちなみ抹茶味もあり、包装にも吉継らをあしらって敦賀の長い歴史をアピールした。税込み8個648円。弁当とケーキはJR敦賀駅に隣接するオルパーク内の塩荘売店などで販売している。

 長兵衛は自慢の土産品「敦賀ふぐ焼きひれ」のパッケージを一新。赤レンガ倉庫とかぶとをかぶったかわいいフグを描いた。税込み650円で、同市名子の同民宿で販売している。

 3社は合同チラシも作成するなど広報面でも連携。塩荘の杉本幸男副社長は「赤レンガは港街敦賀の象徴。開館を機に敦賀が知られ、若狭も含めて人の流れが生まれてくれれば」と話していた。

 問い合わせは、塩荘=電話0770(23)3484、笑福堂=電話同(22)4747、長兵衛=電話同(23)7818。

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