新潟市東区の歴史を楽しみながら盛り上げてもらおうと、区内の飲食店などが参加する恒例のスタンプラリーが行われている。４年目のことしは、最多の７５店が参加。東区に存在したとの説がある城柵・渟足柵（ぬたりのき）や区内で発見された「牡丹山諏訪神社古墳」にちなんだメニューのほか、各種特典を提供している。

　区や住民らでつくる「東区歴史浪漫（ろまん）プロジェクト実行委員会」が企画した。

　参加店では、渟足柵にちなんだキャラクター「ぬたりん」をモチーフにしたパフェや、古代米を使ったおしるこなど工夫を凝らした商品を販売。各店を巡り、スタンプを１０個集めると、オリジナルグッズがもらえる。

　スタンプラリーの冊子は区役所や参加店舗に置いてある。各店一押しの商品のほか、渟足柵や牡丹山諏訪神社古墳の説明、区内の文化遺産を示したマップなどを掲載。同古墳で出土した「円筒埴輪（はにわ）」をイメージし、市内の菓子店が作ったスイーツも紹介している。

　東区地域課は「スタンプラリーを通して、東区にいろいろな歴史や文化があふれていることを知ってほしい」と呼び掛けている。

　来年１月末まで。問い合わせは同課、０２５（２５０）２１７０。