富山-上海便の就航10周年を祝い、式典でくす玉を割る関係者=富山空港

富山-上海便の就航10周年を祝い、式典でくす玉を割る関係者=富山空港

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上海便搭乗率60%超 富山空港、過去最高ペース

北日本新聞(2015年10月21日)

■就航10周年で式典

 富山-中国・上海便の2015年度上半期(4~9月)の搭乗率が60%を上回り、過去最高だった14年度を超えるペースとなっている。15年の乗客数(年間集計)も、9月までで既に14年全体分を上回る。20日、富山空港で行われた就航10周年記念式典で、石井知事は好調さを背景に「現在の週2便は少し使いにくい。早期の週3便実現を働き掛けていく」と報道陣に語った。

 上海便は05年10月、週3便でスタート。搭乗率は40%台に低迷し、08年秋に週2便となった。近年は上海からの団体客だけでなく、ネット販売を通じた個人客の増加もあり、14年度搭乗率は55・6%と過去最高を記録し、15年度上半期も60%超。15年1~9月の乗客数は、富山発便のみの集計で約8700人に達し、14年全体分(約8千人)を超えている。

 記念式典には、知事や中国東方航空の文暁紅富山支店長、永原功富山空港国際路線利用促進協議会長、横山栄県議会議長ら約40人が出席。上海便に10年間で16万人が乗ったことが紹介され、一層の利用促進を誓い合った。式典後、知事は来シーズンに向けて週3便化に取り組む意欲を示し、文支店長は「来年どうするか課題として考えたい。現地での、富山の知名度アップも欠かせない」と語った。

 同日は富山市の富山第一ホテルで記念レセプションも行われた。

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