紅葉の名所、上高井郡高山村の松川渓谷で、木々の葉が赤や黄色に染まり見頃を迎えている。松川沿いの渓谷を下ってきた紅葉は、「雷滝(かみなりだき)」や「八滝(やたき)」がある標高約1100メートル付近まで到達。20日は、八滝を臨む展望台を訪れた観光客たちが、錦に染まる渓谷をじっくりと眺めたり、カメラや携帯電話で撮影したりして楽しんでいた。
同村の信州高山温泉郷観光協会の湯本恵さん(38)によると、今年は染まり始めが例年より1週間ほど早かったが、渓谷を下るペースは徐々に例年並みになってきたという。「今月末まで楽しめそう」と話す。
金沢市からバスツアーで家族と訪れた粟生木(あおき)順子さん(56)は「葉の色が重なり合い、黄色やオレンジ色など変化に富んでいてとてもきれい。仕事を忘れてリフレッシュできました」と満喫していた。