富山マラソンの開催を記念して飾られた韋駄天図のタペストリー。中川学芸課長(右)の解説に大勢が集まり、開催ムードが高まった=県水墨美術館

富山マラソンの開催を記念して飾られた韋駄天図のタペストリー。中川学芸課長(右)の解説に大勢が集まり、開催ムードが高まった=県水墨美術館

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富山マラソン完走祈願へ「韋駄天」タペストリー

北日本新聞(2015年10月22日)

 11月1日に開かれる県内最大規模のフルマラソン「富山マラソン2015」に向けて、県水墨美術館は21日、展示室前に俊足で知られる神様「韋駄天(いだてん)」を描いた大きなタペストリーを掲げた。開催中の企画展「旅に生きた水墨画の巨匠たち-雪舟から等伯へ」で展示している1点を引き延ばしたもので、関係者は「出場者の完走や好タイムにつながってほしい」と話している。

 タペストリーになった「韋駄天図」は、雲を切り裂く神様の姿を生き生きと表現。スピード感あふれる筆致や、ユーモアたっぷりな表情の描き方から、雪舟真筆との見方が強い。

 マラソン当日は美術館近くの県道がコースになる。同展実行委が、ムードを盛り上げ、ランナーにエールを送ろうと、縦2・5メートル、横2メートルのビッグサイズに仕立てて飾った。風雲を蹴散らす韋駄天の顔をクローズアップし、「祝富山マラソン 完走祈願」の文字を添えた。

 設置に合わせ、中川美彩緒(みさお)学芸課長が「韋駄天図」を解説。会場を訪れた氷見市窪の東海尚さん(62)は「全国から大勢が集まる大会。走りの神様が成功に導いてくれたらいいですね」と語った。

 企画展は、室町時代に活躍した雪舟を軸に、その流れをくむ絵師らの作品がそろう。同美術館と北日本新聞社でつくる実行委員会が主催し、水墨画が日本独自の表現に達した足跡をたどれる44点を前後期に分けて紹介する。26日のみ休館。

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