江戸時代の金屏風の前に飾られた現代のガラス製の高坏など

江戸時代の金屏風の前に飾られた現代のガラス製の高坏など

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大町の旧家に眠る工芸品・調度品 市内3施設で展示

信濃毎日新聞(2015年10月24日)

 大町市内の旧家に眠る工芸品や調度品を展示する「大町のしつらえ展」が23日、歴史的な建物を残す市内3施設で始まった。現代の陶芸家や家具作家ら15人の作品と合わせた約150点を展示。伝統的な趣きと現代の感性の双方を楽しめる。11月23日まで。

 市内の芸術家らが年1回開き、5回目。明治時代に建てられた「麻倉」では、江戸時代後期の金びょうぶの前に、ガラス工芸家の高坏(たかつき)やかごなどが並んだ。企画演出した市民団体「大町創造企画室」の吉川正美代表(67)は「現代と昔ながらの作品の共演を楽しんでほしい」としている。

 他の2会場は町家レストラン「創舎わちがい」と「塩の道ちょうじや」。ちょうじやは入館料500円。24日と11月14、21日は3会場を巡るツアーがある。入館料とお茶、お菓子つきで1人千円。ちょうじやに午後2時に集合。問い合わせは吉川さん(電話090・7941・3391)か、小田時男さん(電話090・1868・3727)へ。

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