花の家で田中棟梁(手前)の説明を聞く子どもたち

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「おおかみこども」の古民家見学 上市でこども大工教室

北日本新聞(2015年10月26日)

 国重要文化財の勝興寺(高岡市伏木古国府)と大工仕事に親しむ「こども大工教室」が25日、上市町浅生の古民家「花の家」で行われた。子どもたちは、同町出身の細田守監督の映画「おおかみこどもの雨と雪」の舞台のモデルになった古民家を見学し、伝統の建築技法に触れた。

 こども大工教室は、子どもたちにものづくりの楽しさを伝え、日本の伝統建築に興味を持ってもらおうと、勝興寺さま技法研究会(代表・田中健太郎同寺保存修理工事棟梁)が企画。ことしで9年目で、年10回開いている。

 この日は県内の小学生と保護者合わせて16人が参加した。田中棟梁は花の家の梁(はり)や桁に使われている木材について解説。広間には井桁と呼ばれる技法が用いられ、家の基礎が高くなっているのは雪深い山間地の特徴だと説明した。

 子どもたちは昔ながらの古民家の雰囲気と、展示してある映画の関連グッズなどを見て回った。近藤春樹君(伏木小4年)は「映画の中の家とそっくりだった。古いけどとても立派で、住んでみたい」と話していた。

 花の家のほか、大岩山日石寺も訪れた。11月の大工教室は勝興寺で開催する。

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