ＪＲ西日本金沢支社は２７日、北陸新幹線が開業した３月１４日から９月末までの駅商業施設の利用客数を発表した。金沢駅構内の金沢百番街「あんと」、「リント」には計約１２２８万人が訪れた。金沢支社で会見した野中雅志支社長は「北陸新幹線の好調を受け、売り上げも当初の目標を上回っている状況だ」と述べた。

　利用客数は「あんと」が５２９万人、「リント」は６９９万人となった。金沢百番街を運営する金沢ターミナル開発（金沢市）によると、昨年７月に開業した「あんと」は、今年７～９月の売上高が前年同期比５割増と伸びている。リントは新幹線開業日に増床してオープンしたため、前年との比較ができない。

　富山駅新幹線高架下の「きときと市場とやマルシェ」は２３９万人、「マリエとやま」は２１５万人だった。