長野市は28日深夜、JR長野駅善光寺口の列柱に設置しているちょうちんの取り外し作業を始めた。ちょうちんの部材が劣化し破損の恐れなどがあるため、いったん取り外して補修する。来年3月末に再び、設置する予定だ。
ちょうちんは今春の善光寺御開帳へ訪れる観光客らへのおもてなしとして3月下旬、12本の列柱に1個ずつ、計12個を設置。当初は御開帳後の6月に撤去する予定だったが、「門前のイメージに合っている」と市民などから好評であったため、劣化の進んだ3個は撤去し、残り9個は設置を続けた。
ただ、ビニール製のちょうちんは寒さに弱く、亀裂が入るなど損傷があるため、本格的な冬を迎える前に補修することにした。28日深夜は高所作業車でちょうちん4個を取り外した。29日深夜も作業を続け、残り5個を撤去する。撤去費用は約70万円。
市都市計画課は「市民に親しんでもらえた。来年度も設置を続けたい」としている。