立体や平面の多彩な作品が並ぶ会場=入善町の発電所美術館

立体や平面の多彩な作品が並ぶ会場=入善町の発電所美術館

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独創的なアート空間を演出 入善・下山芸術の森発電所美術館

北日本新聞(2015年11月1日)

 入善町下山(にざやま)芸術の森発電所美術館の開館20周年記念展「パラ基準と変調」は31日、開幕した。林泰彦さん(京都)と中野裕介さん(大阪)のユニット「パラモデル」による造形や平面など独創的な作品がアート空間をつくり出している。

 建築資材の木材や塩化ビニールパイプでつくったテーブル状のオブジェを組み合わせた「パラモジュール パラ基準」は、見る人の視点によって安定と不安定の間で印象が揺れ動く。

 工事用の青いシートにデザインした「穴の話」は、氷見市出身の藤子不二雄(A)さんが漫画に描き入善町で映画ロケが行われた「少年時代」から着想した。

 制作中の作品もあり、11月14日まで公開制作している。

 会期は来年3月13日まで。入場料は一般600円、高校生・大学生300円、中学生以下無料。月曜と祝日の翌日、冬期の12月28日~来年2月26日は休館。問い合わせは発電所美術館、電話0765(78)0621。入善町文化振興財団主催、北日本新聞社共催。

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