号砲とともに一斉にスタートする富山マラソン2015のランナーたち=高岡市役所前

号砲とともに一斉にスタートする富山マラソン2015のランナーたち=高岡市役所前

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秋晴れに1万483人が「完走」 富山マラソン

北日本新聞(2015年11月2日)

 3月の北陸新幹線開業を記念した県内最大規模のフルマラソン大会「富山マラソン2015」が1日、富山、射水、高岡の3市を舞台に行われ、爽やかな秋晴れの下、全国各地の1万797人が駆け抜け、7時間の制限時間内に97・1%に当たる1万483人が完走した。フルマラソン男子は藤原新(ミキハウス、富山市)が2時間17分5秒、同女子は野尻あずさ(ヒラツカ・リース、雄山高出)が2時間46分39秒でトップでゴールし、男女とも招待選手が制した。5キロ、3キロ、2キロ、車いす(10キロ)の併設レースには1501人が出場し、合わせて1万2298人(速報集計)が快走した。

 スポーツ振興と交流人口の拡大のため「山・海・まち~美しい富山湾を走ろう」をキャッチコピーに初めて開催。日本陸上競技連盟の公認を受けたフルマラソンは午前9時、大会長の石井知事による号砲で高岡市役所前をスタートした。ランナーは国重要伝統的建造物群保存地区の山町筋や日本海側最大級の斜張橋「新湊大橋」、路面電車が走る富山市街地を駆け抜け、富岩運河環水公園にゴールした。

 沿道では地元の学校や各種団体がダンス、吹奏楽など多彩な応援を繰り広げた。スタート、ゴール地点を含め15カ所の「エイドステーション(給水・給食所)」にはますずし、白エビ天むすなど富山らしい食品が並び、県外から訪れたランナーを楽しませた。ボランティア約4200人を含め約5400人の運営スタッフが大会を支えた。

 表彰式では知事が優勝選手に賞状を手渡し、チューリップでつくった冠を頭に乗せ栄誉をたたえた。完走者には県の形をモチーフに、曲線と凹凸で富山湾と立山連峰を表現したメダルが贈られた。

 大会は実行委、富山陸上競技協会主催。県と富山、高岡、射水の沿道3市、北日本新聞社共催。


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