越前大野城、竹田城跡、備中松山城のある3市が連携して作ったパンフレット=2日、福井県大野市役所

越前大野城、竹田城跡、備中松山城のある3市が連携して作ったパンフレット=2日、福井県大野市役所

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日本三大「天空の城」連携パンフ 竹田城跡、備中松山城、越前大野城

福井新聞(2015年11月3日)

 雲海に浮かぶ「天空の城」が見られる福井県大野市の越前大野城と、竹田城跡(兵庫県朝来(あさご)市)、備中松山城(岡山県高梁(たかはし)市)を「日本三大『天空の城』」と銘打って、3城の情報を紹介するパンフレットが完成した。3城は現在、雲海発生シーズン真っただ中。パンフレットでは、城や写真の愛好家が知りたい情報を入手でき、一括掲載することで、さらなる注目度アップを図っている。

 昨年12月、旅行誌に3城がそろって掲載されたのをきっかけに、情報発信で連携することを大野市から他の2市に提案した。第1弾としてパンフレット作りに取り組み、10月下旬に完成。3万5千部を3城で配布している。

 A4判の見開き3ページで、各城の周りに雲海が発生しているときのカラー写真を掲載。城の歴史や見どころ、雲海発生の時期、時間帯などをまとめた。

 城から城下町にも足を運んでもらいたいというのが3市共通の思い。それぞれの市の観光スポットや食、土産物店などを裏面に掲載した。大野市はしょうゆカツ丼やおろしそばなどの食、名水百選の御清水、七間朝市などを紹介している。

 同市結(ゆい)の故郷(くに)推進室の荒矢大輔さんは「城や写真のブームが続いている。興味のある人に効率的に情報が届くパンフレットができたので、手に取って3カ所を巡ってもらえたら」と話していた。

 連携企画の第2弾として、3城の写真を使った切手シート(82円切手10枚)を作成している。12月から、県内の郵便局や平成大野屋結楽座(同市明倫町)で販売する予定。

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