親指ピアノと呼ばれるアフリカの伝統楽器奏者で、ジンバブエを代表するアーティストと評されるガリカイ・ティリコティさんの公演が6日、南砺市福野文化創造センターで開かれる。
福野文化創造センター指定管理者の文化創造南砺合同会社の自主事業として実施する。夏恒例のワールドミュージックの祭典「スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド」とともに、外国文化の多彩な魅力を発信する。
親指ピアノは木製の箱に細かな金属板をいくつも取り付けた楽器。ガリカイさんが演奏するのは、ジンバブエに伝わる親指ピアノ「ムビラ」で、オルゴールのような繊細な音色が特徴だ。
ガリカイさんは、7種類のムビラによって重厚な音色を響かせるオーケストラ形式の手法を確立し、「巨匠」とも評される。
同センターでの公演は、日本人弟子のスミ・マズィタテグルさんと共演。歌やシェーカーも織り交ぜて、多彩な音色を披露する。
6日午後6時半に開場し、同7時開演。入場料は一般500円、高校生以下は無料。問い合わせは同センター、電話0763(22)1125。北日本新聞社後援。