第５８回まつもと市民祭松本まつり（松本市や松本商工会議所などの実行委員会主催）が３日、松本市街地で開かれ、歩行者天国となった一帯で武者行列や商店街ごとの企画など多彩な催しがあった。大勢の家族連れらが訪れ、松本の秋を満喫した。

　武者行列には市内の旭町、清水両小学校の児童や保護者、松商学園高校の生徒ら約２５０人が参加。鎧兜（よろいかぶと）や忍者の衣装に身を包んだ一行は勇壮に街なかを練り歩き、沿道の人たちが盛んに写真を撮っていた。

　松本城近くの本町商店街も大にぎわい。信濃毎日新聞新松本本社建設予定地では、地元のカラマツ材で小箱などを作るワークショップ（参加型講習会）があり、信毎の多目的広報車「なーのちゃん号」が希望者に記念日新聞を発行した。

　１０月に選ばれた４０代目「ミス松本」の初仕事となるオープンカーでのパレードや路上コンサート、姉妹都市の神奈川県藤沢市の名産品販売などもあった。