白林荘を訪ねた参加者たち

白林荘を訪ねた参加者たち

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歴史語る遺産、紅葉とコラボ 富士見で散策ツアー

信濃毎日新聞(2015年11月5日)

 富士見町と町観光協会は3日、町内にある元首相犬養毅の別荘「白林荘」や岡谷市出身で宮内大臣を務めた渡辺千秋が建てた別荘「分水荘」跡地、伊藤左千夫らアララギ派歌人ゆかりの富士見公園を訪ねるツアーを開いた。県内外の60人余が参加。紅葉を楽しみながら政治家や歌人が過ごしたころに思いをはせた。

 1924(大正13)年に建てられた白林荘はふだんは非公開。余生を過ごすつもりだった犬養が好んだシラカバにちなんで名付けたという。参加者は、犬養が大事に育てたハナノキや松、建物内部も見た。近くに別荘を持つ東京都世田谷区の吉武多恵子さん(75)は「犬養さんにより親しみを持った。町が好きになれそう」と話した。

 伊藤左千夫が設計に携わった富士見公園では斎藤茂吉や島木赤彦らの歌碑を見学。詩人尾崎喜八も過ごした分水荘跡地では、落ち葉を踏み締めながら森を散策し、渡辺が明治維新を称賛した石碑を見た。国道20号の富士見峠を通過した時には、天竜川水系と富士川水系の分水嶺(れい)になっている地形を確かめた。

 ツアーは「信州ふじみおひさんぽ」と銘打ち、4、7、8、10、11、2月に計9回、町内の名所を歩く。3日は「文学にふれるプレミアム紅葉ガイドツアー」。毎年60人前後が参加する人気ぶりという。

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