飯田市上郷黒田の野底山森林公園で、赤色に染まったモミジがライトアップされている。地元住民の有志でつくる会「繋(つなぎ)」の取り組みで、今年で5回目。公園内には約1万個の電球を使ったイルミネーションも輝き、訪れた人を魅了している。
ライトアップしたモミジは約10本あり、根元や5メートルほど離れた場所から照らしている。4日夜に眺めた篠田美江子さん(68)=上郷黒田=は「幻想的な雰囲気ですてき。イルミネーションも年々グレードアップしている」と話していた。
ライトアップは2011年から昨年まで、住民自治組織「上郷地域まちづくり委員会」などでつくる実行委員会主催だったが、繋が引き継いだ。繋の野牧詔男代表(57)は「モミジは先人が植えた財産。奥山での手作りのライトアップやイルミネーションを楽しんでほしい」と話す。
ライトアップとイルミネーションは午後5時半〜9時半。14日まで。7、8日は午後5時から和太鼓や二胡(にこ)などの演奏グループによる「彩(いろどり)コンサート」がある。