福井県敦賀市の金ケ崎緑地をライトアップする敦賀港イルミネーション「ミライエ」が7日から始まる。緑地全体を照らすLED電球約30万球は北陸最大級とされ、秋から冬にかけての海岸エリアに幻想的な空間をつくりだす。12月25日まで連日点灯する。
市内のにぎわい創出を目指す「敦賀・鉄道と港」まちづくり実行委員会による"手づくり"のイベント。敦賀赤レンガ倉庫110周年とリニューアルのプレイベントとして昨年初めて企画し、今年は電球を約8万球増やした。点灯開始時間は昨年より1時間早め午後6時にする。
9月上旬から作業を始め、芝生一面や通路のアーチ、樹木、時計塔、ボードウオークの手すりなどにLED電球を設置した。作業には敦賀高や敦賀工高の生徒も協力している。電源は、市民から回収した廃食油を使うバイオディーゼル発電機を用いる。
5日夜に試験点灯し、実行委メンバーが点灯状態をチェックした。池田裕太郎会長(55)は「多くの人の協賛があり、市民みんなでつくり上げることができた。赤レンガ倉庫も訪れるなどして、港町敦賀を楽しんでほしい」と話している。
7日午後6時から点灯セレモニーがある。粟野中生徒約240人が、イルミネーションを前に福井国体テーマソング「君が最高に輝くように」の合唱を披露する(雨天中止)。
期間中は敦賀工高と敦賀気比高、市立看護大の生徒・学生が製作した光のオブジェも展示する。点灯は月~木曜が午後9時まで。金~日曜と祝日は午後10時まで。