小矢部市内の飲食店をはしごしながら食べ歩きを楽しんでもらおうと、市商工会は「おやべフード＆スイーツバル」を初めて企画し、２０日から始める。三井アウトレットパーク北陸小矢部の開業効果を生かし、市内外の来場者や従業員もターゲットに呼び込み、商店街の活性化を目指す。

　石動、津沢地区を中心に和食や洋食、中華、居酒屋、喫茶店、パン屋などバラエティーに富んだ４２店が参加する。アウトレットの来場者や従業員は女性が中心。市などは誘客のキーワードにスイーツを掲げており、参加店の４分の１は和洋菓子店が占めた。

　参加店を紹介したチラシを作り、アウトレットや石動駅の観光案内所などに置きＰＲする。金谷忠商業部会長は「活性化やにぎわいにつなげようと、はやりのバルに取り組む。お菓子屋さんにも声を掛けて多く参加してもらうことになり、従来とは趣が違ったバルになる」と話す。今回は試行的に行い、年度内に開催される街コンに向けて本格的なイベントに発展させる。

　チケットは５００円券５枚つづり２５００円分を２千円で販売。１５～１７日に市商工会小矢部支所と津沢支所で限定２００セットを扱う。先着１００人にアウトレットで人気の菓子をプレゼントする。チケットが利用できる期間は２０日から１２月２０日まで。問い合わせは市商工会、電話０７６６（６７）０７５６。