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「五箇山」来客、最大70%増 新幹線効果を報告

北日本新聞(2015年11月14日)

 南砺市内の観光地や施設の入り込み実績の速報値が13日、同市役所福野庁舎で開かれた市交流観光まちづくりプラン推進会議で報告され、五箇山合掌造り集落は3月以降の月別で昨年比10~70%増となっていることが示された。市は北陸新幹線開業による効果とみている。

 月別に、昨年同月比の数値が示された。合掌造り集落のうち、東海北陸自動車道・五箇山インターチェンジに近い菅沼(上平)が特に好調で、10月は72%増。2~9月も25~46%の伸びを記録した。

 相倉(平)は3~10月、11~48%増えた。米田産業経済部次長・交流観光まちづくり課長は「世界遺産の知名度に、北陸新幹線開業効果が加わり、集客アップにつながった」とみている。

 このほか、温浴・宿泊施設の桜ケ池クアガーデンも9、10月が倍増。常設展示室を拡充した福光美術館も4月以降、大幅な伸びを記録した。一方で利賀地域の民宿が4月以降、9~47%減、利賀芸術公園も3、9月以外は昨年実績を下回った。

 会議では、金沢市などを含めた広域観光ルートの確立や民泊の拡充などを求める意見が出た。

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