ヤホール内に設置した移動式住居「ゲル」=13日、弥彦村

ヤホール内に設置した移動式住居「ゲル」=13日、弥彦村

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弥彦村とモンゴル 大相撲縁で催し 23日まで「弥彦モンゴルフェア」

新潟日報(2015年11月16日)

 相撲によるまちおこしをする弥彦村は、日馬富士や白鵬、鶴竜ら横綱力士を輩出するモンゴルとの交流を深めようと14日から、同村弥彦のヤホールで「弥彦モンゴルフェア」を初めて開く。文化や食などを知る催しをそろえたフェアを機に理解を深め、将来はモンゴル国内の地域と姉妹関係を結ぶことを目指す。

 村などは、弥彦神社の土俵を活用して相撲でまちおこしをする実行委員会を6月に設立。大相撲伊勢ケ浜部屋と交流を続けている。同部屋にモンゴル出身の横綱日馬富士と大関照ノ富士が所属することから、同国との交流も始めようと企画した。

 オープニングセレモニーが15日に開かれ、駐日モンゴル国大使館(東京)のソドブジャムツ・フレルバータル特命全権大使も出席する予定。村によると、姉妹関係を結ぶ地域は現在、大使館側が選定しているという。

 フェアは23日まで。モンゴル国内の写真や書道作品が展示される。民族衣装の試着もできる。また、遊牧民の移動式住居「ゲル」が建てられ、中でモンゴルの乳製品やお茶を楽しめる。

 期間中の土、日曜、祝日限定で、小麦粉の生地で肉を包むモンゴル料理の「ホーショール」「ボーズ」が味わえる。14、15、22日には馬頭琴コンサートがある。22日は午後1時から、長岡市在住のプロ奏者デルゲルマーさんが演奏し、馬頭琴の子ども体験教室も開く。

 フェアは、大使館の後援のほか、県内在住のモンゴル出身者らでつくるNIMO新潟モンゴル協会の協力も得た。ヤホール内にゲルを設置した同会のシャクダル・エンクバヤル副会長は「たくさんの人に、ぜひゲルの中に入ってみてほしい」と話していた。

 村総務課は「スタッフにはモンゴルの方も多い。モンゴルと村の相互理解につながればうれしい」とした。問い合わせは村総務課、0256(94)3131。

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