乳がん経験者でも入浴しやすい方法について意見を交わす参加者たち

乳がん経験者でも入浴しやすい方法について意見を交わす参加者たち

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乳がん経験者、不安なく温泉入るには 浅間温泉でモニターツアー

信濃毎日新聞(2015年11月17日)

 松本市の浅間温泉で16日、乳がん手術を受けた女性向け温泉旅行のモニターツアーが3日間の日程で始まった。不安なく温泉に入れる方法を探ろうと、県内などの乳がん経験者らでつくる患者会「桜むね」と、同温泉旅館組合婦人部などが企画。首都圏や県内から50〜80代の20人が参加し、市内を観光した後、同温泉でおかみら4人と意見交換をした。

 桜むねを主宰する吉沢英子さん(57)=松本市=の進行で、参加者が心境などを話した。吉沢さんは「入浴着は『胸がない』と手を挙げているようで着にくい」と説明。「いつになったら気持ちが癒えるのか」との声のほか、「年数がたち、あまり気にせず入れるようになった」との意見もあった。東京都の高橋康子さん(67)は「誰もが自然に入れるよう、心のバリアフリーが進むといい」と話した。

 参加者は一帯のホテルや旅館10軒に分かれてこの日から2泊し、各施設が乳がん経験者のために配慮したサービスを体験し、最後に感想や意見を提出する。

 旅館「富士乃湯」の若おかみ二木範子さん(49)は、同旅館で入浴着を使った人はこれまでに1人しかいなかったと説明。「私たちと乳がん経験者が考える『優しい温泉地』にずれがあった。ソフト面でできることからやっていきたい」と話していた。

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