冬の鉢花として人気が高いシクラメンの出荷が県内の園芸農家で本格化している。南砺市信末(のぶすえ)(城端)の「千華園」(石村悦丈=よしたけ=代表)では18日、色鮮やかな花がずらりと並ぶハウスで出荷作業が行われた。
千華園ではハウス20棟で約1万6千鉢のシクラメンを栽培。この日は石村代表や娘の修子さん(37)ら従業員が、赤やピンク、白の花を咲かせた鉢を手に取り、形を整え出荷していた。出荷は来月下旬まで続き、県内や石川県、中京方面で販売されるという。
石村代表は「寒い季節、花を眺めて温かい気持ちになってくれたらうれしい」と話していた。