敦賀赤レンガ倉庫を見学する大和田さん(中央)と渕上市長(左)=20日、敦賀市金ケ崎町

敦賀赤レンガ倉庫を見学する大和田さん(中央)と渕上市長(左)=20日、敦賀市金ケ崎町

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大和田伸也さんが観光特任大使に 港町敦賀を県外へ発信

福井新聞(2015年11月21日)

 福井県敦賀市出身の俳優、大和田伸也さん(68)が20日、同市の「敦賀観光特任大使」に委嘱され、今年リニューアルした市立博物館(旧大和田銀行本店)や敦賀赤レンガ倉庫を視察した。「敦賀は風光明媚(めいび)で歴史ある港町。『日本人の心のふるさと』として県外の人に知ってもらいたい」と述べ、全国でのPRに意欲を見せた。

 大和田さんは、大和田銀行創業者で地域経済発展に尽くした故大和田荘七氏と親戚で、高校卒業まで敦賀市で過ごした。大学時代に演劇を始め、劇団四季を経てNHK連続テレビ小説「藍より青く」で人気を博した。その後「水戸黄門」など数多くのテレビ、映画に出演している。

 またバラエティーや情報番組で県や市の魅力を発信しており、初めて監督を務めた映画「恐竜を掘ろう」では気比神宮や気比の松原、中池見湿地などの風景を盛り込んだ。市の認知度・イメージアップを担う「つるが大使」も、長年務めた。

 市は観光・交流人口増大を目指し、各分野で著名な市出身者らを対象に「敦賀観光特任大使」を新設、第一号に大和田さんを委嘱した。市役所で渕上隆信市長が委嘱状と名刺を手渡し「7年後の北陸新幹線敦賀開業に伴い、多方面に影響力を持つ大和田さんに協力をお願いしたい」とあいさつした。

 大和田さんは「敦賀が有名になってほしいという、これまでと同じスタンスで気負うことなく取り組みたい」と応じた。

 赤レンガ倉庫で、かつての敦賀の街を再現したジオラマを見学し「(二十数年前に取り壊された)大和田別荘がちゃんとあるからうれしいね」と笑顔を見せた。旧大和田銀行本店については、ドラマ撮影での活用を東京でPRする考えを明かした。

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