長野市松代町の住民や商工関係者らでつくる松代観光推進機構は23日、「町観光親善大使」に委嘱した女性2人のお披露目をした。来年のNHK大河ドラマ「真田丸」放送に合わせ、地元のPR役として初めて委嘱。戦国武将・真田信繁(幸村)の兄で、松代藩初代藩主信幸(信之)の正室「小松姫」のイメージで約1年間活動してもらう。
親善大使になったのは、ともに同市松代町在住の会社員平田唯さん(25)と同市地域おこし協力隊員の牧野真弓さん(28)。2人はこの日、松代城跡で2日間の日程で始まった「食の合戦in信州松代真田十万石2015冬の陣」の開会式に出席。華やかな着物姿で登場し、委嘱書を受け取った。
愛知県小牧市出身の牧野さんは6月から地域おこし協力隊として農業関係の活動をしている。大学時代にカナダへの留学経験もあり、「松代町の歴史を英語で紹介できるように勉強し、外国人観光客も誘致したい」。地元出身の平田さんは「SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を使って食や歴史の魅力を若い人たちにも広げたい」と意気込んでいた。