第25回出町浄瑠璃大会が23日、砺波市出町子供歌舞伎曳山会館で開かれた。来春の出町子供歌舞伎曳山祭で初めて演じられる「恋女房染分手綱(そめわけたづな)重(しげ)の井(い)子別れの段」など、24人が日頃の稽古の成果を披露した。
砺波市文化協会と出町公民館、砺波子供歌舞伎曳山振興会が開いた。上田信雅市文化協会長が「子供歌舞伎を後世につなぐことが私たちの大きな責任」とあいさつし、同振興会の三味線教室の組曲で幕開けした。教室に参加する小中高生は同祭りで扱われることの多い「絵本太功記十段目 尼ケ崎之段」も披露した。
母子の人情を題材にした「子別れの段」は、同祭りの来年担当・中町のメンバーが演じた。ことしの演目だった「釣女」などもあった。