愛嬌あふれる表情に仕上がったサルの土鈴=とやま土人形工房

愛嬌あふれる表情に仕上がったサルの土鈴=とやま土人形工房

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苦難サルいい年に とやま土人形工房で土鈴作り

北日本新聞(2015年11月25日)

 来年のえと「申(さる)」にちなんだサルの土鈴作りが富山市安養坊のとやま土人形工房で最盛期を迎え、とやま土人形伝承会(簗田(やなだ)京子会長)の女性たちが24日、一つ一つ丁寧に絵付けする作業に追われた。

 申年の土人形は9種類で8種類が土鈴になっている。会員が絵柄をデザイン。サルの仕草や衣装にそれぞれ変化をつけた。赤いちゃんちゃんこや松竹梅の模様が鮮やかに描かれ、素朴で愛嬌(あいきょう)あふれる表情に仕上がっている。

 会員の石黒共子さんは「申年には、ご縁が舞い込み、苦難は去ると言われる。縁起のよい置物として飾ってほしい」と話した。年内に約3千個を作る。

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