オープンから1周年を迎えたタニタカフェ=長岡市大手通2

オープンから1周年を迎えたタニタカフェ=長岡市大手通2

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タニタカフェ開店1年 ヘルシースイーツ、栄養士が講座... 手軽に健康 浸透着々

新潟日報(2015年11月25日)

 健康計測機器メーカー「タニタ」(東京)が店舗やメニューを監修している「タニタカフェ」(長岡市大手通2)が今月、開店から1年を迎えた。これまでに約4万人が利用し、固定客も徐々に増えている。市も健康への意識が市民に浸透することで医療費抑制につながることを期待しており、さらなる誘客に向けて官民で知恵を絞っていく考えだ。

 タニタカフェは市の「多世代健康まちづくり事業」の拠点施設として、昨年11月にオープン。タニタの管理栄養士が監修した低カロリーのスイーツなどを提供しているほか、体脂肪率や筋肉量などを調べられる体組成計で体の状態を計測することもできる。

 心身ともに健康になってもらおうと、ゆっくり過ごせる工夫も凝らしてあり、店内にはハンモック席や有料(100円)の足湯席がある。現在は1日平均で約50~100人が訪れ、平日の主な客層は40~60代の女性。休日には長岡市内だけでなく、上越、新潟市などからも訪れるという。

 市も栄養士などが講師を務める健康講座を週2回ほどの頻度で開くなど、市民に気軽に足を運んでもらえるような取り組みをしている。

 店舗のオープンと同時に始まり、カフェで管理栄養士のカウンセリングを受けられるなどの特典がある「ながおかタニタ健康くらぶ」の会員数は約1900人となり、固定ファンも増えた。

 週に1、2回訪れるという長岡市宝5の主婦、小林正子さん(53)は「カフェなので、健康センターなどよりも敷居が低く、自然と健康を意識して行動に移せるようになってきた」と話す。

 新たな客層の開拓が課題で、今後は店内で体操や健康づくりの教室なども開く予定だという。タニタカフェの桐生高志店長(62)は「ゆったりできる空間を提供するだけでなく、集客力を上げる企画を立てていきたい」と力を込める。

 問い合わせはタニタカフェ、0258(86)7867。

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